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近年では水道ではなく、井戸の水を日常的に飲んでいる方は少なくなりました。
「井戸の水はおいしい」という方がいらっしゃいますが、残念ながら浄水場を経由していない水は、保健所の検査済みであっても、非常に雑菌が入り
やすい状況です。
一方水道水は、消毒済みですので雑菌の心配はありませんが、消毒用の塩素が私たちの体に悪い影響を及ぼします。
雑菌を殺す目的で水に入れられた塩素は、私たちの健康のために必要な腸内細菌も死滅させてしまいます。また、飲み水と一緒に体内に入った塩素
が 長い間に蓄積し、病気の原因になっているという説もあります。

水中の塩素とがんの発生率の関係について、日本水質保健研究所所長・医学博士 川畑愛義氏は、「大阪の淀川流域の調査で、年代ごとの塩素
濃度とがん死亡者数の増加はほとんど同じカーブを描いている」
と発表しています。

日本で水道の塩素消毒が始まったのは大正10年。水道水に投入する塩素量の基準が決められたのは、敗戦後の昭和20年。
伝染病防止を目的に占領軍のマッカーサー元帥の指示によるものでした。
細菌やウィルスを消毒するために、塩素を注入するのはいたしかたないようです。しかし、体内に塩素が蓄積するのは避けたいですよね。

「じゃあ、どうすれば良いんだ!」と思われる方が沢山いらっしゃると思います。
細菌やウィルスの心配の無い、塩素を除去した水を手に入れるには、個人が努力するしかありません。
現状では、消毒済みの水道水を使用して、そこから塩素を除去するという方法が最も適切で、かつ現実的と言えるで しょう。

 

飲料水に、硬水、軟水という呼び方があるのはご存知ですよね。
硬い、柔らかいの基準は、水に含まれるカルシウム、マグネシウムの量。
量が多いものを硬水、少ないものを軟水と呼びます。

硬度の計算式は
カルシウム×2.5+マグネシウム×4(単位はmg/L)

ちなみにこの計算式で計算すると、東京都の水道水は
  硬度61(1.8mg×2.5+0.4mg×4)mg/L.
WHO世界保健機関では120mg/Lを境にそれ以下は軟水、
それ以上は硬水と大きくは分けられています。

日本は全般的には軟水国と言われ、それに比べて欧米は硬水が圧倒的に
多いのが現状です。軟水のほうが口当たりが良く、炊飯など料理に使用する
には相応しいと言われていますが、ミネラルの含有量を考えると、体にとって
良い水と言えるかどうかは若干疑問です。
また、料理によって硬度の違う水を使い分けるという考え方もありますが、
水のクラスターの大きさやアルカリ度合など、全ての条件を考えてから水を
選ぶのが賢明です。

市販のミネラルウォーターの硬度は右図の通りです。選ぶ際に参考にして
みてください。



  ●北海道……20.5ppm 
●中 部……33ppm  
●四 国……38.3ppm
●東 北……30.7ppm 
●近 畿……40.4ppm 
●九 州……43.2ppm
●関 東……61.9ppm
●中 国……29.2ppm

  (*東京都・・・65.3ppm)


 

水の分子は地球上では1個では存在できず、いくつかの分子のかたまりで存在します。
そのかたまりをクラスターといいます。集まっている分子の数が少ない状態で存在している「クラスターの小さい水」ほど吸収が良いのです。
逆にクラスターの大きい水は 分子のかたまりが大きいため、胃の中で瞬時に吸収されず、時間がかかります。

 

名水と呼ばれる水のほとんどは、火山地帯や山脈付近で湧き出しています。
そうした環境の中で生まれる水には、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどが溶け出しており、まさにミネラルたっぷり。
名水と呼ばれる所以はここにあります。ミネラルは、私たち人間が生きて行く上で、なくてはならない栄養素。
しかも、ミネラルは元素ですので、水や食べ物から摂取するのが最も良い方法。
水の中に溶け出しているミネラルこそ、最も無理無く体内に吸収されるのです。

ミネラルウォーターといっても、含まれるミネラルの種類、量はまちまちです。
ミネラルを豊富に含んでいる水を選択して飲みましょう。

 

生水を飲むより、湯冷ましを飲むほうが良いと思っている方、いらっしゃいませんか?
昔から湯冷ましは、赤ちゃんに飲ませることから、安全で良い水であるかのようなイメージがあります。
しかし、赤ちゃんに湯冷ましを飲ませたのは、実際は母乳以外の水分に慣れさせるためで、それも小さじ1杯をなめさせる程度のことだったようです。

沸騰させてある水は、酸素も炭酸ガスも抜けた「スカスカの水」にすぎません。水に酸素が含まれていないと、魚も蛙も植物も生きられません。
植物に与え続けると枯れるとすら言われています。沸騰させて酸素を抜いてしまった水は、体を活性化させる良い水とはいえないのです。
同じ理屈で、沸騰させた湯を使って淹れるお茶やコーヒーも、水分補給の観点からすると、良い水ではありません。
体内の水分を補給する時には、適度に酸素が含まれている水が最適なのです。

また、水道水の中の塩素が作り出してしまう発癌物質であるトリハロメタンはちょっとやそっとでは煮沸してもなくなりません。
沸点に達した時、トリハロメタンが最高に増えているのが浄水場のテストでも明らかにされています。
トリハロメタンがゼロになるまで煮沸を続けると、30分以上はかかります。
そうなると、やかんはもちろん空になり、その間に気化したトリハロメタンの湯気を吸っているのは誰かということを想像しただけでも怖くなりますね。
エアコン等の乾燥を防ぐために加湿器をご使用になってるご家庭も、塩素入りの水を入れてしまったら、お部屋中にトリハロメタンの蒸気が蔓延してしまいます。

そしてもうひとつ、湯沸しポットですが、ほとんどのタイプが
「カルキ抜き」装置が付いてますが、これは自動的に1~2分沸騰させてカルキを飛ばすという形が通常です。
しかしこのトリハロメタンの実態を知ってしまうと、沸騰時に最高値に達するトリハロメタン、それをそのまま保温・・・湯沸しポットって「トリハロメタン生成機?」湯沸しポットに入れる水も、水道水そのままでは危険です・・・

 

人間の体内は本来弱アルカリ性です。しかし呼吸や消化吸収など体の自然な活動や、食品添加物や喫煙、ストレスや過労などの外的な要因によって“活性酸素”が発生します。
“活性酸素”は、その強力な酸化力で私たちの体を酸化させます。つまり、私たちの体は活性酸素によって錆びていくのです。こうした活性酸素の悪影響から身を守るには、還元力のある、体を錆びさせない水を飲むことが大切です。人間の体内はph7.35程度の弱アルカリ性。体を錆びさせない水として、ph8以上のアルカリ性を示し、また還元力を持つ水を摂取したいものです。

そこで注目したいのが活性酸素に勝つ“ 活性水素 ”の力です。 水素は通常、水素原子(H)が2個結合して水素分子(H2)として存在しています。
しかし非常に稀ですが水素が分子として存在せず、原子で存在している状態があり、これを活性水素と呼びます。“ 活性水素水 ”はこの活性水素を
多く含んだ水のことです。水素は原子状態になることによって電気的に不安定になるため、活性水素水に含まれる活性水素は活性酸素と結びつき、
無害な水(2H+O=H2O)となり対外へ排出されます。つまり活性水素は活性酸素を体外に排出し、錆び(=老化)をストップさせるのです。

活性水素水を作る方法は、電気分解による電解水生成器による方法と、電気を使わないでマグネシウムの力で水素を発生させる簡易整水器による
方法、飲み切り商品で水の中に水素ガスを注入させる方法の3つに区分されます。